ピルの避妊以外の効果

ピルの副作用の多くは、卵胞ホルモンに関係しています。10数年前までは、卵胞ホルモン剤の用量が50μgのピルが普及していました。これが中用量ピルです。これ以上の卵胞ホルモンが必要な場合に、まれに高用量ピルも使われていました。1999年に卵胞ホルモンの用量を50μg未満にした低用量ピルが認可され、現在の経口避妊薬と言えば、ほとんどがこの低用量ピルのことです。低用量ピルの卵胞ホルモン剤の用量は、日本で認可されているピルについていえば、30μg~40μgとなっています。卵胞ホルモン剤30μg未満のピルについては特に超低用量ピルと言われることがあります。

医師であれば、低用量避妊薬を処方します。産婦人科の医師でなくても、処方は可能です。しかし、現実問題として産婦人科医以外で、低用量避妊薬の処方をしている医師は本当に少ないです。 産婦人科であれば82%程度の病院で、低用量避妊薬を処方しています。処方していない原因は、「希望者がいない」12.3%、「公立病院なので」3.7%などです。

避妊以外にも、生理痛の軽減、生理不順の改善、PMS(月経前症候群)の緩和などのメリットがあります。長く飲み続けていると出血量が減り、月経量が減るので痛みも軽くなり、腰痛、下腹部痛、頭痛など生理に伴う症状も軽くなる人が多いようです。ピルによってホルモンの状態が安定するので、ニキビや肌のトラブルが多い人も、改善することが期待できます。

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