経口避妊薬はどんな副作用があるの?

経口避妊薬とは、主に「避妊(妊娠するのを防ぐ)」のため服用される女性ホルモン剤です。経口避妊薬にはエストロゲンと黄体ホルモンが含まれていて、この作用により身体は妊娠したと勘違いをして、排卵を止め、子宮内膜を薄くして妊娠しにくい状態にすることで、ほぼ100%と言われる避妊効果を発揮します。排卵を抑制する効果があることから、生理周期の安定、生理痛の減少、経血の抑制などの改善を目的に服用するケースも珍しくありません。また、子宮内膜症や子宮体癌・子宮頸癌などの治療・予防にも利用されています。

経口避妊薬は、ホルモンの配合量をギリギリまで抑えているので体への負担はそれほど大きくありません。しかし、体内のホルモンバランスを妊娠のときと同じ状態にするため、妊娠初期症状に似た症状が副作用として現れることがあります。主に以下のような経口避妊薬を説明しますので、ご注意してください。

▲うつ

ホルモンバランスの変化で、妊娠したときと同じように精神的に不安定になることがあります。その結果、イライラやうつ症状などが現れることがあります。

▲吐き気、倦怠感、頭痛

妊娠初期症状で代表的なつわりと似た症状が現れます。具体的には吐き気や倦怠感、頭痛などの症状があります。

▲不正出血

ホルモンバランスが急に変化すると、子宮内膜などが一部剥がれるなどで不正出血が起こることがあります。

▲乳房痛

体が妊娠に向けた準備を始めてしまうので、乳房が張ったり痛みを感じたりすることがあります。

▲眠気

妊娠と同じ状態になると体温が上がりやすいので、眠くなりやすくなります。

経口避妊薬を服用していて副作用が現れたら、一度医師と相談してみましょう。体が慣れていないために一時的に現れている場合がほとんどですが、人によっては服用している経口避妊薬と体質があっていないことも考えられます。医師に副作用の症状を診てもらって、必要があれば経口避妊薬の種類の変更や服用量の調整などを検討する必要があります。